オロンゴの儀式村

こんにちは、ひでです。

9月2日は「オロンゴの儀式村」へ行ってきました。
村から徒歩だと2~3時間のトレッキング、クルマであれば30分くらいで行ける距離です。
以前、SHUNさん&MINAさんと行った「食人洞窟」の場所から、さらに村を離れて歩いていきます。
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この「テ・アラ・オ・テ・アオ」の看板が、トレッキングコースのスタート地点。

ゆるやかな傾斜の山道を、のんびり登っていきます。
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空と風景が綺麗。
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景色を楽しみながらゆっくり登ったら、1時間半~2時間くらいかかったかな。
「ラノ・カウ」に到着しました。
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カルデラの火口湖になっている場所で、既に一度、日本人5人でレンタカーで来たことのある場所です。
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なかなか面白い景観ですね。

のんびり眺めていたら、別の観光客から話しかけられたので、記念に写真をパシャリ。
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HERZのリュックが見えるように、ちょっと横向きに写ってみました。笑

「オロンゴの儀式村」は、ここから火口湖に沿って15~20分くらい歩いたところにあります。
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儀式村の入口。
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地面に「鳥人」の絵が描かれています。
以前、この「鳥人」について書きました
もう一度コピペしておきますね。

昔のイースター島では、もっとも支配力が強い人を「鳥人」として崇めていたんだそうです。
すぐ近くの離れ小島(というか小さな岩山)に海鳥が卵を産む時期になると、各部族の代表者が選出されて「誰が一番先に卵を持って帰ってこられるか」を競うレースが行われました。
そして、レースに勝った部族の長が、鳥人となって大きな支配力を持ったんだとか。
一方、レースに負けた部族の代表者は、敗れたことを恥じて離れ小島にとどまり、そのまま餓死したという説があります。

「オロンゴの儀式村」は、鳥人を決める部族対抗レース(=儀式)を見守る場所だったんだそうです。
村からは、海鳥が卵を産む「離れ小島」が見えます。
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ここから、部族の代表者が泳いでいくのを見守りながら、みんなで「行けー!」「あっ、抜かれた!」「負けるなー、部族の命運が懸かってるんだぞ!」とか応援したんだろうなー。

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儀式村の建築群。
高さは低く、入口の穴は匍匐前進(ほふくぜんしん)しないと入れないくらい小さなものです。

なんか住みづらそうだなぁ、と思っていたら、この村は「鳥人決定レース」の儀式のときにだけ使われたんだとか。
年に一週間くらい、だったかな?
まぁそれくらいの期間であれば、こんな住みづらい家でも我慢できそうですね。

海と反対側には、ラノ・カウの火口湖。
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ここは、儀式村の奥の方にある祭壇です。
この祭壇では、どんな儀式が行われたんだろう……と考えながら、火口湖の下の方をのぞき込むと
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祭壇の真下にあたる場所の花だけ、妙に赤く色づいている……。

もしかしたら誰か(鳥人決定レースで負けた部族の者?)を、生け贄として祭壇から火口湖へと落としたんじゃないだろうか。
その生け贄の血によって、今もその真下の花だけ、赤く染まっているとか……。
と、ここでもファンタジーな妄想が膨らみます。笑

帰り道、気になって火口湖内に咲いている花の色を確認しながら歩いたのですが、やっぱり赤い花はこの場所だけでした。
……やはり……。

さて、いよいよ明日が、今回のイースター島滞在の最終日です。
まだまだ行きたい場所、やりたいこと、たくさんあるけど、まぁそれはまた次回のお楽しみということで。
とりあえずチリ本土に帰る準備をして、眠りにつきました。

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