こんにちは、ひでです。
今回は、「奇跡の教会」と呼ばれているボンフィン教会を紹介します。
事前にガイドブックなどの前情報を流し読みしつつ、私がバイーアで一番行きたかった教会がココでした。
教会の周囲の柵には、色とりどりのリボンが結びつけられ、風にはためいていました。
これはフィタといって、願い事をしながら結ぶんだとか。
旅人やヒッピー、サッカー選手などが好んで着けるミサンガのルーツとなったのが、このフィタだと言われているようです。
ミサンガといえば、七夕にリオデジャネイロで買ったことを思い出します。
少年が写真を撮ってほしそうだったので、一枚ぱしゃり。
私は知らない人物にシャッターを向けることをためらってしまう場合が多いのですが、これはなかなかうまく撮れたような……手前味噌ですが……笑。
記念に(?)私も一本むすんできました。
ぺんすけカラー、水色のフィタ。
教会のまわりにはフィタ売りのおばちゃんがたくさんいるので、簡単に買うことができます。
さて、私がここに来たかった理由は、フィタを見たかったからではありません。
この教会、奥に一風変わった部屋があるんです。
この部屋です。
天井から色々なものがぶら下がっていますね。
これ、よく見ると
手や足。
この部屋には、無数の蝋人形やマネキンがぶらさがっているのです。
ちょっと怖い情景ですが、これは別に呪いのたぐいではありません。
むしろ逆で、これらは祈りや感謝の気持ちを表したものなんです。
ボンフィン教会は「奇跡の教会」として、ケガや病気を治癒するチカラのある教会だと信じられています。
そのためここには多くの患者の方が来て、お祈りをします。
そうしてケガや病気が治ったら、感謝の思いを込めて「治った部位」の蝋人形やマネキンを奉納しているんだそうです。
それがたくさん集まって、こんな部屋ができあがったと。
壁には、たくさんの笑顔の写真も貼られていました。
きっとみんな、無事に治った方たちでしょう。
よかったよかった。
癒やしのチカラに満ちた、奇跡の教会。
ファンタジーの取材としては、外せない場所でした。