世界遺産の街を生んだ石切場

こんにちは、ひでです。

10月02日、アレキパの石切場「RUTA DEL SILLAR」に行ってきました。

前回も書いたように、アレキパは世界遺産にも指定されている美しい街です。
白い石でつくられた街並みが特徴的で、「Ciudad blanca(白い街)」とも呼ばれています。

そんなアレキパの建物の材料となる石材を切り出しているのが、石切場。
そこで採れる白い石が無かったら、アレキパの白い街並みは生まれなかっただろうし、世界遺産になることもなかったはず。
つまりアレキパの石切場は、文字通り「世界遺産を生んだ場所」なのです。

このようにとても重要な場所である石切場ですが、これまでは観光客(特に日本人旅行者?)の目に触れる機会は少なかったようです。
アレキパ在住の「サンドラのいえ」のサンドラママも、行ったことがないらしい。
かくいう私もその存在すら知らず、たむに話を聞いて初めて知りました。

ところがアレキパの観光案内所に行くと、無料で立派な地図をもらえます。
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(撮影協力、ミスキー。地図の右上を押さえてくれました。笑)
どうやらこの石切場、これから大々的に観光地として売り出そうとしているところのようです。

よし、じゃ有名になりすぎる前に(?)行ってみようか!
ということで、前々回に紹介したこの男と一緒に行くことにしました。
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シュウくん!

さらに「地元なのに行ったことないから、一回行ってみたい」ということで、サンドラとマルセラも一緒に行くことになりました。
これは心強い!
実際、行きのバスが分かりづらくて、もし2人がいなかったらそもそも辿り着けていたかどうか……。笑

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とにもかくにも、到着!
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まるで深い川のような雰囲気ですね。
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「川底」へと降りてみました。
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下に降りてみると、岩壁はかなりの迫力です。
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大きさの比較対象、私。笑
このスケール感、少しは伝わるでしょうか。

石材の採掘は、現在も行われています。
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採掘した石材。
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私たちが回ったところでは、巨大な重機などは見当たらず、作業はすべて職人さんが手でやっている感じでした。
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道(というか自分たちのいる現在地)がイマイチ分かっていなかったので、サンドラとマルセラが職人さんに聞いてくれました。
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この2人、やっぱり心強い!

しばらく歩くと、看板が見つかりました。
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どうやらここが、正規の入口にあたるところらしい。
私たちは、入口ではないところから入ってしまったようです。
こうしたアクセスの分かりづらさも、まだ観光ポイントとして整備されてはいない感じ。

看板の付近には、東屋(あずまや)のようなものがいくつか設置されていました。
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大きな地図も。
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今回、私たちはツアーなどには申し込まずに自分たちで来たのですが、おそらく観光ツアーに参加してここに来れば、各所に設置された東屋で現地ガイドの説明を聞くことができるんだと思います。

なおも進む一行。
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そして、やっと目的の場所に辿り着きました!
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岩壁に彫刻が施されています。
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これはペルーの国旗。
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こちらは教会だそうです。
みんなで記念写真。
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今のところ(2014年現在)国旗と教会くらいしかありませんでしたが、これから観光ポイントとして売り出していくにあたって、きっと増やしていくんでしょう。
この先どうなっていくのかが楽しみだ。

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私たちの前に、ここには先客がいました。
サンドラとマルセラが話をして、帰りは彼らの軽トラの荷台に乗せてもらえることになりました。
この2人、最後まで心強い!!

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車上でくつろぐ私たち。
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軽トラの荷台って、楽しいよね。笑

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帰り道、荷台から振り向いたところ。
たぶんこの道が、正規の入口につながる正しいルートです。

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大きな通りで降ろしてもらうと、「石切場はこちら」的な看板がありました。
これから行く方は、この看板を目印にすると分かりやすいと思います。

まだあんまり知られていない場所だけど、アレキパの石切場「RUTA DEL SILLAR」、なかなか面白かったです。
万人にオススメ! とまではいきませんが、興味のある方はぜひ行ってみてください。
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