こんにちは、ひでです。
前回紹介した旅人たちと入れ違いに、女の子が一人、サンドラのいえにやってきました。
カナさんです。
ちょうど私も中心街(セントロ)に出る用事があったので、二人でアレキパの街を散歩しました。
スペイン人に侵略された中南米の街は、多くが似たような作りになっています。
そうした街の中心になっているのが、このアルマス広場。
ここにはたいてい、カテドラル(大聖堂)が隣接して建てられています。
写真の奥に見えているのがカテドラルです。
アレキパは、近くの「石切場」で採れる白い石で街の建物が作られていて、「Ciudad blanca(白い街)」とも呼ばれており、その美しい街並みは世界遺産に登録されています。
もちろんカテドラルも白一色で統一されていて、綺麗です。
アレキパのカテドラルは昼には閉まっていますが、夕方の17時になると開門されて中に入ることができます。
正面の真後ろには、巨大なパイプオルガン。
どんな音を奏でるんだろう……一度、演奏されているところを見てみたいものです。
中南米を旅しているとどの街にも教会があるので、正直な話、カテドラルは見飽きてしまう旅人が多いと思います。
ただしアレキパのカテドラルには、他の教会にはない特徴があります。
なんと礼拝堂の中に、悪魔(Diablo)がいるのです。
それは、この説教台に彫られています。
足下の部分をよく見ると
いた……。
キリスト教では、蛇や竜は悪魔の化身とされています。
この悪魔も、下半身が蛇になっていますね。
苦悶に満ちた表情で振り仰ぐその視線の先には、いったい何が見えているのか……。
さてこの日、私が中心街に出てきた用事というのはコレ。
HERZの革のベルトポーチ、留め具のボタンが壊れてしまったんです……。
実はブラジルの首都ブラジリアで壊れていたので、だいぶ長いこと不自由していました。
ボタンが壊れている間は、革ヒモをベルトに結びつけて使っていたのですが、かなり不便でした……。
アレキパでは時間に余裕もあるし、土産物屋が多い(=革製品の取り扱いもある)から、店の人に頼んだら修理してもらえるんじゃないか?
と考えて、革製品の店を探しました。
そして見つけたのが、このお店。
カタコトのスペイン語で頼んでみたところ、こころよく預かってくれました。
革製品の修理については、別の日にベルトポーチ以外のものも手がけてもらったりしたので、またあらためて別の記事で紹介します。
うってかわって、これはケンタッキーのセットメニューの看板です。
日本では、ファーストフード店のセットのドリンクメニューの写真は、コカコーラかペプシコーラが一般的ですよね。
しかし、ここはペルー。
ペルーには、国民的ドリンクとも言える「インカコーラ」という飲み物があります。
名前に「コーラ」と付いてはいますが、コカコーラやペプシコーラとはまったく違う味で、色も黒ではなく黄色です。
ケンタッキーのような世界規模のチェーン店、そのセットメニューの写真にインカコーラが使われている……かなり地味ではありますが(笑)これもまたペルーならではの風景です。
ほかには、市場(メルカド)に行ったり、その近くの路上で売ってたオバチャンのアンティクーチョ(牛ハツの串焼き)を食べたりもしました。
のんびりと散歩できて、なかなか有意義な一日でした。
カナさん、付き合ってくれてありがとー!