ヨジャモキャン

こんにちは、ひでです。

1月24日、予防接種を3発打った後に、初めて「お笑いLIVE」に行ってみた。

新宿にはいくつかLIVEハウスがあって、私はインディーズの音楽を聴くために何度か行ったことがある。
新宿LOFTを筆頭に、MarbleやらMarsやら、歌舞伎町にもいくつか「ハコ」と呼ばれるLIVEハウスがあり、西武新宿駅の近辺に何カ所か固まっている。

今回、友人に招待してもらった「お笑いLIVE」はその西部新宿駅のすぐそばで、Marbleと同じビルにある「ミラクル」という場所だった。
http://www.t-miracle.jp/
ビルの1階、エレベーターホールにある連絡先を見た感じだと、MarbleやMarsと同じ会社が管理してるようだった。

さて肝心のお笑いLIVEは「ヨジャモキャン」と銘打たれたもので、沖縄出身の3組「与座よしあき・キャン×キャン・しゃもじ」が出演。
予座よしあき氏は1人=ピン芸人で、キャン×キャンとしゃもじはコンビだった。
http://habu-connection.jp/?p=9109
席はそこそこ埋まっており、なかなか盛況だったと言っていいだろう。
インディーズバンド(音楽)のLIVEに慣れていたので、3組がそれぞれ1回ずつネタを披露して終わりなのかと思っていたが、そうではなかった。

まず最初に、メインの3組の前座となる「前説」が登場。
ダイチという人らしい。
彼の話はイマイチ面白くなかったが、最低限の注意事項(ケータイの電源は切っとけとか、写真は撮るなとか)を伝えていた。
ところがダイチ氏は「出演者の写真は撮らないでください。でも、ボクのことは撮っていいですよー」と発言。
そう、彼自身はむしろ写真を撮ってほしかったらしい。
せっかくなので、私も一枚撮っておいた。
ぺたり。
DSC_0013

前説が終わると、メインの3組がかわるがわるネタを披露。
その後、5人全員が舞台に上がってフリートーク(っぽい感じの話)。
さらに「新年一発目なので、ちょっと変わったものを見せようと思って趣向を凝らしました」と5人+ダイチ氏の6人で、各コンビにとらわれずに組み合わせをシャッフルし、3人ずつのコント。
最後に、またメインの5人全員が登壇して「5人漫才」を行った。

どれもなかなか面白く、テレビでよく流れている「若手芸人を集めました」的な番組ではちっとも笑えない私でも、愛想笑いでなく、しっかり笑えるところが多かった。
この「ヨジャモキャン」はけっこう数を重ねているようで、出演者みんなの息が合っている感じがしたのも好印象だった。

今、振り返ってみて思うことがある。
以前、私は友人と一緒に「非電源ゲーム」を作ろうとしたことがあった。
仕事も辞めて、ゲーム制作に数カ月間没頭していたのだが、そのときに「何が面白いのか」をウンウン唸って考えていた。
そして出た一つの結論が「人間が(日本人が?)一番面白いと感じるものの一つは、内輪ネタである」ということだった。
ただし内輪ネタというのは諸刃の剣で、その内輪の事情を知っている者は楽しめるのだが、逆に事情を知らない人間はまったくもってツマラナイ状態に陥ってしまう。

ゲームとお笑いはきっとまったく異なるアプローチだとは思うのだが、初めて参加したお笑いLIVEには「良い意味で」内輪ネタの雰囲気があった。
「良い意味で」というのは、単なる芸人の楽屋ネタで終わってしまうのとは異なり、初参加の私でさえもが「内輪」の一員になれたかのような、どこかアットホームな空気が流れていたからだ。
お笑いLIVEというのは、単なる芸人のネタ披露の場ではなく、芸人と客席との一体感も楽しむものなのだろう。
それがきっと、良い意味での「内輪ネタ」を生み出すのだ。

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