こんにちは、ひでです。
フロリアノーポリス、通称「フロリッパ」はローカルバス網が発達していて便利です。
バスは島中に張り巡らされた路線を走っていて、そこら中にある小さなバス停で乗り降りすることができるのですが、要所には大きめのバスターミナルがあります。
基本的にバスはそのターミナル同士を結んでいて、直通の便が無い場合にはターミナルで乗り換えることになります。
これが、ターミナルの出入り口。
入る際に乗車運賃を支払う仕組みです。
運賃はすべて同じ料金で、一回支払ってしまえば追加料金は発生しません。
ターミナル内での乗り継ぎも無料。
つまり初乗り料金で、サンタ・カタリーナ島内を端から端まで移動することもできちゃうのです。
入場ゲートをくぐると、こんな感じ。
左右のプラットホームの決められた場所に、それぞれバスが停まるようになっています。
いくつか行ったターミナルは、どこも似たような雰囲気でした。
バスを待つ乗客の皆さん。
みんなキチンと列を作って待っています。
私が、現在地やバスの行き先を訊ねた際には、みんなやさしく教えてくれました。
オブリガード!
私は「海外の交通機関は、遅れるのが当たり前。時刻表なんて、あってないようなもの」だと思っていて、それは往々にしてその通りなのですが、ここフロリッパのローカルバスは違いました。
かなり正確で、ほぼこの時刻表通りに運行しています。
これは結構オドロキでした。
……余談ですが、私は日本にいたときからヒドイ遅刻魔で……日本のあの「時間には正確に!」という堅苦しい感じにはどうも馴染めません。
そのためココでも「ブラジルなんだから、もう少しルーズでもいいのになぁ」と思っていました。苦笑
ターミナル内には、だいたい売店があります。
日本の電車の駅構内、プラットホームにあるキヨスクと同じようなもの。
売店は表と裏で少し違う店になっているところがほとんど。
これももまた、日本のキヨスクでもよくある作りですね。
軽食をあっためておく容器。
コンビニのレジ横にある、肉まんとかホットドッグとかを並べてあるやつのブラジル版です。
こうやって見ると、フロリッパのローカルバスターミナルは、かなり日本の駅と似ている気がします。
個人的にありがたかったのが、この飲料水が出てくる機械。
ノドが乾いたときにいちいち水やジュースを買っていると出費がかさむので、私は今回の旅では水筒を持ち歩いています。
ただしブラジルでは水道水を直接飲むことはできないため(旅人の中には気にせずグイグイ飲む強者もいるようですが……私は飲みません)、一日歩いていると水筒一本では足りなくなることもしばしば。
でもフロリッパではバスターミナルで給水できるので、かなり助かりました。
写真をよく見ると分かるように、左上のところには「水筒などへの給水用」と思われる吐水口もあります。
次回からは、このバスターミナルを乗り継ぎながら行ってきた各地の様子を紹介していきます。