こんにちは、ひでです。
今回は、リオで2週間滞在した安宿「Rio Hostel」を紹介します。
まず、位置関係はこんな感じ。

FAN FESTの会場でもあるコパカバーナのビーチにとても近く、立地はとても良かった。
……地図上で見ると、ね。笑
以前の記事で「なかなかの難敵だった」と書いたのですが、なにが厄介だったかというと、とにかく坂道がスゴイのです。
いやもう、まじでハンパなかった。

坂道の入口。

登り、スタート!

入口付近に、バイクのタクシー「モト・タクシー」の待機場所があります。
バイクの後部座席に乗せてもらうタクシーです。
地元の人も愛用しています。

この急勾配、写真で伝わるかなー。

車の後ろにつかまって登っていく少年たち。
ズルイ!笑

おや、あの大きなリュックは……。

バックパッカーのお仲間でした。
知り合いではないけど、勝手に撮らせてもらいました。
がんばれー!

徒歩で登っていると、モトにガンガン抜かれていきます。
チキショー!!

このへんまで来ると、もう息も絶え絶え。

でも、まだ登るよー。

やっと坂道の終点!
この交番が目印です。
いやー、疲れたー。
手ぶらならともかく、さっきのバックパッカーのように、最初に宿まで大きな荷物を持って登るのがめちゃくちゃキツイ。
荷物が大きいから、モトにも乗れないし(荷物が少ない人なら乗れるけど、私は多いので無理)。
最初に来たとき、私は坂道の麓からここまでで30分以上かかりました。
途中、10回くらいは休憩したと思います。
もう汗びっしょり。
……でもね、まだ終わらないのです。

階段!!
便利なモトも、これは登れません。
ここからは、みんな自分の足で登らなきゃいけない。

「バビロニアへようこそ!」の落書きが歓迎。
バビロニアって名前はファンタジーだけど……そんな余裕もなく、もはや体力の限界だよ。

よいしょ、よいしょ、どっこいしょ。
……そして……。

トドメがコレ!
ありえねー!!!

ぜはー、ぜはー、ぜはー……。
このゲート(?)をくぐって、やっと到着!!

づーがーれーだー……。
最初に来たときは、坂道の終点からこの階段を登り切るのに、15分くらいかかったような気がします。
まじで心が折れそうだったよ。
手ぶらで、しかも道に慣れてくれば、坂道+階段を20分くらいあれば登り切れると思います。
それでも20分は掛かるけど。
私はこの宿で「疲れた」という意味のポルトガル語「カンサード」(二人称は「カンサーダ」)を覚えました。笑
宿のあるこのあたりは「ファベーラ」と呼ばれる地域です。
もうちょっと知られてる言葉で言うと「スラム街」とか「貧民街」あたりが近いのかな。
ここ以外にも、リオにはとてもたくさんのファベーラがあります。
私が滞在したファベーラは、写真に載せたように立派な交番もあるし、階段のあるあたりには学校もあって子どもたちが遊び回ってるし、危ない雰囲気はまったくありませんでした。
ただしファベーラにもいろいろあって、インターネットで検索すると、ガイド無しでは立ち入れないくらい治安の悪い大規模なファベーラもあるようです。
まぁ、実際にそこで暮らしてる人たちがいて、彼らの大半は悪人ではないだろうから、話半分くらいに聞いといたほうがいいとは思うけど、ね。

「Rio Hostel」は2階建て。
これは1階部分です。
最初、私はこの1階の部屋にいたんだけど、湿気がひどくて喘息が悪化。
さらに、革鞄にはカビが生えてしまいました。
湿気って怖いね……甘く見てたよ。
宿のオーナーに頼んで、通気のいい2階の部屋に替えてもらってからは、喘息もカビもおさまりました。

こちらは2階部分。
みんなスマホをいじっております。笑
めちゃくちゃな坂道を登ったぶん、眺めは綺麗だよ!

これは、お昼の空。

移動した2階の部屋。
少しでも湿気から逃れるために、2段ベッドの上段にいました。

別の角度から。
南京錠で鍵を掛けられる貴重品ボックスもありました。
宿のスタッフも紹介しますね。
まずはオーナーから。

左から2番目が宿のオーナー、ベルナルド。
まだ若いオーナーです。

真ん中のサングラスの女性が、ベルナルドの奥さま。
夫婦2人ともとても優しくて、ベルナルドは英語ペラペラ、奥さまもかなり分かる感じです。

掃除などの雑事をこなすおばちゃん。
ポルトガル語しか話せないけど、いろいろと気遣ってくれます。
実はこの「Rio Hostel」、今回のブラジルW杯に合わせてオープンした宿。
私が初の日本人だったそうです。
もしかしたら、アジア人でも初めてだったかも。
まだ新しい宿ということで、私がチェックインしたときには「朝食はついてない」と言われたのですが、いつのまにかシステムが変わって(?)毎朝パン・ハム・チーズなどが提供されていました。
そのほか、ミネラルウォーターやコーヒーは飲み放題で、クッキーなどのお菓子も食べ放題。
スタッフもみんな良い人たちだったし、そういう意味ではけっこう快適な宿だと思います。
……あの坂道+階段さえ頑張れれば、ね。笑


