こんにちは、ひでです。
4月10日、母・綠(みどり)が「高尾山にのぼりに行く」というので、便乗して行ってきました。
この日は車で行ったのですが、京王線の「高尾山口」駅から来ることもできます。
高尾山は東京都内にあり、都心からのアクセスも便利なので、登山客が世界で一番多いらしいです。
なかなかやるな。
私が育った日野市の隣・八王子市にあるので、私個人としては小学校の遠足などでもよく来ていたこともあり、なじみ深い山です。
登山口の入口。
左奥に見えるケーブルカーに乗ると、あっというまに中腹まで登れちゃいます。
しかし今回は、右側の登山口から徒歩で。
表参道(1号路)を登っていきます。
さぁ行くぜ!
山火事に注意しつつ、母の背中を追います。
このあたりはまだ石畳が敷かれていますね。
木洩れ日。
木洩れ日には、ファンタジーを感じます。
そういえば、JILSの詩にも「木洩れ日」という曲がありました。
幸也氏が友人の結婚式に合わせて作った曲だそうです。
……まぁ、そんな豆知識はどうでもいいか。笑
登山道の周辺には、根っこが剥き出しになった木がたくさん立っています。
はじめのうちは「なんかオドロオドロシイ雰囲気だなぁ」と思っていました。
しかし、あまりにも数が多い。
これは私の想像なのですが……山は斜面になっているので、雨が降ったりすると、少しずつ土が上から下へと流される。
通常の(人の手が入っていない)山だと、山頂から順番に土が流れてくるため、木の根っこが露出することはない。
でも登山道が整備されたりして木の周囲から土がどけられてしまうと、土は下に流される一方で、上からは補充されない状況になる。
だからきっと、こんな形で根っこが露出してしまう。
そう考えると、オドロオドロシク見えていた木々たちが、かわいそうに思えてきます。
とはいえ、たくさんの人の尽力により、私たちが快適に登山できるわけでもあり……難しい問題ですね。
私のような素人がエラそうに語ることでもない。
そういう問題は、もっと詳しい専門家の方に任せたいと思います。
中腹まで登ってくると「ビアマウント」があります。
夏になると、ここでビアガーデンが開催されるのです。
以前、のりを含めて何人かで来たことがあります。
スタート時にケーブルカーに乗れば、ここまで登ってくることができます。
このあたりは展望台になっていて、眺望もきれい。
ちょうど桜が見頃でした。
さらに山頂に向かって登っていくと、名物のひとつ「蛸杉(たこすぎ)」があります。
根っこがタコのようにニョロニョロしています。
高尾山には、天狗が住んでいます。
寺社にもちらほら。
この日は通らなかったけど、中央線の高尾駅のホームにも、大きな天狗がいます。
だいぶ昔に撮った写真があったので、ぺたり。
さて、この日の母の目的は、高尾山の「薬王院」に来ることでした。
お参りして、この日の主目的は達成!
主目的は達成したけど、「せっかくだからもうちょっと行ってみよう」という話になり、登山を続行。
母はちょくちょく高尾山に来ているらしく「山頂は混んでるから、ちょっと回り道するよ」と。
ここまで来ておきながら、あえて山頂は迂回して、別の場所へ……なんか玄人っぽい!笑
「奥高尾 細田屋」です。
細田といえば、私が前職で記事を書いていた月刊誌「技術営業」の編集長が、細田さんです。
元気かな。
この細田屋からは、なかなかの眺望がのぞめます。
遠くにかすむ稜線。
ファンタジーですねー。
じゅうぶん休憩したので、出発です。
山菜蕎麦、ごちそうさまでした。
帰りは、登りの「表参道(1号路)」とは別の「稲荷山コース」を下っていきました。
ここもなかなか良い雰囲気。
そういえば昨冬、都内では珍しく大雪が降りました。
その影響か、下山途中に立ち寄った四阿(あずまや)の屋根が壊れていました。
えらいこっちゃ。
稲荷山コースの名前の由来である「旭稲荷(あさひいなり)」。
向かって左側の狐の顔が欠けてしまっています。
母によると、数年前からこの状態だそうです。
母は「誰かがイタズラでやったのかね、ヒドイことするね!」と憤慨していました。
たしかに、いたましい姿でした。
そのまま順調に下って、無事に麓へ到着。
出発地点と同じような角度で、パシャリ。
稲荷山コースの出発点は、この写真の左側、ケーブルカーの駅の奥にあります。
高尾山、ちょうどいい感じの運動になりました。
注文した登山靴ができたら、また登りに行こう。
そのときは、山頂にも行こうかな。笑