こんにちは、ひでです。
今回は、サンパウロの安宿PART2として「Pousada Perdizes」を紹介します(PART1はこちら)。
まぁ安宿とはいっても、ワールドカップ期間中のほかの宿と比べれば……という感じで、一般的な「安宿」よりもだいぶキレイだと思います。
Perdizesは、メトロの駅「Vila Madalena」から歩いて15~20分くらいの場所にあります。
道は起伏が激しく、登り坂がかなりキツイので、バックパックなどの重い荷物を持って歩くのは大変です。
私は到着が深夜だったこともあり、駅からタクシーを使いました。
たしか15レアルくらいで着いたと記憶しています。
宿の外観は、こんな感じ。
けっこう厳重な雰囲気で、インターホンを押すと中から開けてくれます。
入ると、左側が地下へと降りる階段、右側が受付です。
受付。
後で紹介しますが、スタッフのジャクソンが仕事していますね。
受付の隣が、リビングになっています。
ソファーとテレビがあって快適です。
リビングの奥には、キッチンがあります。
ここも清潔で気持ちいいです。
彼は日本人旅行者ではなく、日系人のスタッフで、リンコン・ホシノと言います。
この日は、珍しくキッチンで料理を作っていました。
あとで、その料理も紹介します。
キッチンの脇にある中庭が、洗濯スペースになっています。
洗濯機と脱水機は無料で使えるので、とても便利でした。
ただし、宿のリネン用の洗濯機とは別になっていたり、脱水機は使うのに少しコツが必要だったりします。
キッチンのさらに奥が、私が滞在したドミトリー。
二段ベッドとシングルベッドのみ、最大でも3人しか入れないというこじんまりした部屋でした。
ドミトリーと廊下を挟んで向かい側に、シャワー&トイレがあります。
せっかくキレイな宿なので、ブラジルのシャワーを紹介しておきますね。
これがシャワー。
五つ星とかの星付き高級ホテルには行かないので分かりませんが、ブラジルのシャワーは壁に備え付けです。
シャワーヘッドのところに、少し大きめの器具みたいなのが付いていて、電気で水をあたためて温水が出るようになっています。
逆に、その器具みたいのが付いていないシャワーは、冷水しか出ません。
まぁ器具が付いてても通電してなかったりして、冷水しか出ない場合もあるのですが。
この電熱式シャワーヘッドは、町中で売っているのをよく見かけます。
少し話は逸れますが……東京・新宿の信濃町フットサル場(Tack★Unitedのホームグラウンド)は、けっこう使用料が高いくせに、シャワーが冷水しか出ません。
まじでコイツを設置してやりたい。笑
先ほど「ブラジルのシャワーは壁に備え付け」と書きましたが、上からのシャワーだけでは洗いづらい部分には、このホースが役立ちます。
シャワーヘッドから伸びていて、先端を引っ張るとこっちから温水が出ます(ヘッドからの吐水は止まる)。
まぁ私はほとんど使わないし、このホースが無い宿も多いけどね。
さて、一階の雰囲気は伝わったでしょうか。
次はいったん入口に戻って、地下に降りてみましょう。
入口の左手にある階段を降りて
部屋(ドミトリーではないシングルやダブルの部屋かな?)が並んでいる廊下を抜けると
地下のはずが、この眺望!
冒頭に書いた通り、このあたりは登り坂がキツくてかなり高低差があります。
そのため、宿の裏手が一段低くなっていて、こんな眺めになっているのです。
私も最初に来たときは「え、階段降りてきたよね!?」と驚きました。笑
ここは吹き抜けの中庭になっていて、シュハスコを焼けるオーブンまで設置してあります。
この日は、ワールドカップの「ブラジルvsチリ」の試合の日でした。
スタッフのみんながテレビ観戦しながら食事をしているところに、混ぜてもらいました。
左端がキッチンで料理していたリンコン、右端が受付にいたジャクソンですね。
少し遅れて、宿のオーナーも到着。
アジアンテイストな顔ですが、日本語はまったく話せません。
奥さまと一緒にパシャリ。
この奥さまがすごく優しくて、いろいろと気に掛けてくれました。
さて、先ほどリンコンがつくっていた料理はコレ。
日本のカレー!
ライスはブラジル式なのでパサパサご飯だったけど、美味しかった。
カレールーの日本語表記の箱を珍しそうに眺める奥さま。笑
しかしこのルー、どこで買ってきたんだろう……あ、リベルダージに行けば何でもあるか。
受付のところで名前を出したジャクソンは、かなりのお調子者。
ブラジルvsチリだっていうのに、いきなり試合前にこのチリ国旗&ユニフォームで登場して、みんなを爆笑させていました。
試合中はブラジルユニに着替えてたけどね。笑
唯一の英語が話せるスタッフですが、そんなに得意ではありません。
まぁ私も英語が得意なわけじゃないので、意思疎通にはちょうど良い感じでした。
この後、ブラジルvsチリはPK戦までもつれたものの、ブラジルが何とか勝利!
私もみんなと一緒に、勝利の美酒に酔いしれました。
宿のスタッフは、みんなとても良い人たちでした。
私がスマホをスラれたときも、みんなが気にしてくれて、逆にこっちが「なんか気を遣わせちゃって申し訳ないなぁ」と思ったくらい。
このカレー&シュハスコのときも、私は一銭も出していないのにお腹いっぱい食べさせてくれたし、ビールやコーラまで振る舞ってもらいました。
みんな、どうもありがとう!