貧乏人のガラパゴス?

こんにちは、ひでです。

砂漠のツアーから一夜明けて、10月20日。
この日は朝早くから、シュウくんと2人で近郊の島へと出かけました。
港のある町まで自力で行くこともできるらしいんだけど、朝早くから自分たちだけで移動できるかアヤシかったので(笑)砂漠のツアーを申し込んだのと同じツアー会社で、ワカチナからの往復ツアーを申し込みました。
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このマイクロバスが、私たちが投宿していた「SAND & LAKE」まで迎えに来てくれたのが、朝6時半。
うん、自力で行こうとか思わずに正解!笑

かおりんとは、ここでいったんお別れ。
彼女は、地上絵で有名なナスカに向かいました。
私は前回・2003年にナスカは行ってるので、今回は行きません。
かおりんとは、この日の夜に同じバスで一緒にアレキパへ向かう予定です。

シュウくんと私を乗せたマイクロバスは、ワカチナのほかの宿とか、イカの街のホテルとかで別のツアー客をピックアップして、ここに辿り着きました。
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看板にはスペイン語で「バジェスタス島のツアー」と書かれています。
私たちのこの日の目的地は、バジェスタス島。
通称「リトル・ガラパゴス」、一部のバックパッカーからは「貧乏人のガラパゴス」とも呼ばれています。笑

エクアドルにある、ダーウィンの進化論の発見(?)などで有名な「ガラパゴス諸島」まで行くのには、けっこうお金が掛かります。
バックパッカーの中には、予算不足でガラパゴスには行かない人も少なくありません。

一方、このバジェスタス島は格安で行けるうえ、ペンギンやアシカなどが生息しており、ガラパゴスの雰囲気を味わえるんだとか。
つまり貧乏旅行者でも行けるガラパゴスっぽい島、という意味で、バジェスタス島は「リトル・ガラパゴス」とか「貧乏人のガラパゴス」と呼ばれているのです。
私たちはワカチナの街からの往復ツアーを申し込んだので、自力で港まで行くよりは高かったはずだけど、それでもたしか1人55ソル(≒2,200円)でした。

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船着き場の様子。
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このリストバンドが、ツアー客であることの証(?)でした。
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いってきまーす!
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ライフジャケットを着て、ボートに乗り込みました。
ぺんすけの「楽しみだなー」って感じの表情がかわいい。笑

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港を出るとすぐに、イルカが現れました。
朝からお騒がせしてどうもすみません、ちょっとおじゃましますねー。

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少し進むと、廃船が鳥の巣と化していました。
このときは「たくさん鳥がいるなー」と思ってたんですが……こんなのは序の口でした。笑

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さらに進むと、地上絵がポツンと一つ。
燭台だそうです。
なかなかカッコイイ。

シュウくんの一眼カメラで撮った写真も。
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こちらの方が、色鮮やかに撮れてますね。
前回の砂漠のツアーの記事と同じく、以降はシュウくんが撮った写真も使わせてもらいます。
さんくす!

燭台の地上絵があったあたりから、ボートはしばらく海上を疾走。
厳密に時間を計ってたわけじゃないけど、体感的には20~30分くらい乗ってた気がします。
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島影が見えてきた!

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バジェスタス島だー!

よーし、さっそくこのアーチ状の岩をくぐって上陸するぞ……とは、いきません。
バジェスタス島は、なんと上陸禁止なのです。
当然ながらこの日のツアーも、ボートに乗って島のまわりをウロチョロするだけ。
さすが、貧乏人のガラパゴス……笑。

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バジェスタス島は、とにかく鳥が多い。
まるでテトラポッドに張り付くフジツボのように、文字通りウジャウジャいます。
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海面に浮かぶ白い泡のようなもの。
これはすべて、鳥のフンです。
哺乳類のものとは別種のニオイだけど、かなりクサイ……慢性鼻炎持ちの私でもクサかったんだから、健康な鼻をもつ人にとっては推して知るべし。
シュウくんもかなり参った様子でした。

鳥たちは海の上でだけフンをするわけではなく、島の陸地部分のほぼ全体が、彼らのフンで白く染まっていました。
もちろんツアー客の存在なんておかまいなしなので、ボートの上にもフンは降ってきます。
用意のいい人は、レインコートを着込んでいたりしました。笑
ラッキーなことに、私に直撃することはありませんでした。

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それにしても、まじで鳥が多い……おっ、あれは!
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ペンギン!
今回、私がバジェスタス島に来た目的のひとつは、野生のペンギンを見ることでした。
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私のソニーのアクションカム「AS100V」にはズーム機能が無いため、だいぶ見づらいけど……ぺんすけ&野生のペンギン、の図。
野生のペンギンは、ぺんすけの右側にちっちゃく写ってます。

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ペンギンを含めた鳥たちのほかに、アシカもいました。
みんなのんびりしています。
なかなか愛嬌があるやつらだなー。
なんて微笑ましく思っていたら
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岩陰には、アシカもウジャウジャと。
うーん、あまりにも数が多すぎると、ちょっと気持ち悪いぞ……。

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ツアー客は上陸できませんが、島に人の手が入っていないわけではありません。
用途はよくわからないけど、施設がありました。
海上警察か海軍あたりが、見張りか何かに使っていたりするのかな。
鳥のフンまみれだけど。

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それにしても……シツコイようですが、鳥が多い!
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島の陸地部分だけでなく空までもが鳥の大群に覆い尽くされる様は、もはや気持ち悪いのを通り越して、なんだか不吉にさえ見えてきます。
新約聖書のヨハネの黙示録とかに出てくるイナゴの大群のような……ここまで来ると、ちょっと怖いぞ。

バジェスタス島のあたりは、きっと魚がめちゃくちゃたくさん集まるんだろうね。
だから鳥やらアシカやらがウジャウジャいるんだろう。
うーん、まだ行ったことないから分からんけど、ガラパゴスもこんな感じなのかな……?
ちょっとイメージと違うんだが……どうなんだろう。
まぁ、行ってみれば分かるか。

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鳥たちに圧倒されたバジェスタス島よ、さらば!
航跡ってなんか好きだなー。
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とか言いつつ、帰りのボートで爆睡する私。
シュウくん、いつの間にこんな写真を……笑。

バジェスタス島ツアー、この近くに行ったなら絶対オススメ!
……ってほどではないものの(笑)値段のわりにはかなり楽しかったです。
まぁ……もう1回行く気にはならないけど、ね。笑

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ちなみに、港のあたりはけっこうキレイに整備されています。
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ペンギンのオブジェを発見!
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この瞬間もシュウくんに撮られてた……笑。

私たち2人は、ツアーのマイクロバスでいったんワカチナの宿まで戻り、荷物などをピックアップしてイカの街へ向かいました。
イカでは、前日夜に発生したシュウくんのATM問題を解決するために銀行に行ったけど「日本の銀行に問い合わせてください」の一点張り。
それでも、アレキパでたむがカードをATMに飲まれたときよりは、対応がやさしかった気がします。

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少し遅めの昼食は、銀行の警備員さんに教えてもらった近くの食堂へ。
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イカの伝統料理らしい、シチュー的なもの。
スープとジュースが付いて7ソル(≒280円)だったかな。
安くはないけど、まぁまぁおいしかった。

イカのバスターミナルで、いよいよシュウくんとはお別れです。
この後、シュウくんはリマの「お宿桜子」に戻り、私はアレキパの「サンドラのいえ」へ。

イカからアレキパへの長距離バスは、ナスカを経由します。
ナスカでは、この日の昼に地上絵を見ていた、かおりんと無事に合流。
2人でアレキパに向かいました。

2 thoughts on “貧乏人のガラパゴス?

  1. たむ

    本物のガラパゴス行くべし、ツアーなんか参加しなくてもペンギンと一緒に泳げるし

    Reply
    1. ひで Post author

      おー、もちろん行くつもりだぜ!
      本物の前に、パチモノ(?)も見ておきたかったんだよねー笑

      Reply

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