こんにちは、ひでです。
ウユニを深夜に出た電車は、オルーロに早朝到着しました。
オルーロは、「リオのカーニバル」や「クスコのインティライミ」と並んで南米三大祭りの一つに数えられる「オルーロのカーニバル」が行われる場所として有名です。
ただこのときは、カーニバルとは縁もゆかりもない時期でした。
うーん、ここで特に見たいものもないし、早朝だからまだお店も全部閉まってるし……どうしようか。
駅を出たところに、町の地図がありました。
オルーロからは、再びバスで移動することになります。
この地図によると、駅からバスターミナルまではけっこう距離があるようなので、ひとまずはターミナルに行ってみることに決め、駅前で客引きをしていたタクシーに乗りました。
バスターミナルに着くと、今まさに出発しようとしているバスがあり、それが私の次の目的地であるコチャバンバ行き。
渡りに船だ、と飛び乗りました。
しばらく走ったところで、バスが急停車。
どうやらパンクしたようです。
前回紹介したウユニの1DAYツアーに引き続き……まさか、おれが重くなった、とか……?笑
不幸中の幸い、パンクの修理はそう長く掛からずに完了し、再び出発!
その後は順調に進んで、昼過ぎにはコチャバンバに到着しました。
写真には撮ってないけど、このオルーロ→コチャバンバの道程で、明らかに周辺に生えている植物の様相が変わりました。
これまでは標高が高かったため、ほとんど何も生えていないか、生えていたとしても丈の低い草が地面にへばりついているような感じでした。
しかしコチャバンバに近づくにしたがって、だいぶ植物が密集しはじめ、丈も高くなり、ついには森と呼べるようなものもあらわれはじめました。
アンデス山脈の高地を抜けたのです。
あの独特の空気の薄さと、乾ききった寒さとも、ようやくお別れ。
いやー、長かったなぁ。
さて、このコチャバンバには特に滞在する目的はないので、さっさと抜けることにします。
そもそも、当初は寄る予定すらない街でしたが、その先にあるサンタクルスまでの直行便が無かったので、仕方なく途中下車というカタチになっただけ。
すぐに、次の街・サンタクルスに向かいます。
とはいえ、せっかく立ち寄ったのも何かの縁ということで、サンタクルス行きのバスは夜に出発するものにし、荷物を預けて少し出歩いてみました。
街の中心、9月14日広場。
ここには、大聖堂・カテドラルが隣接しています。
開いていたので、入ってみました。
なかなか綺麗です。
教会、ひさしぶりに入った気がするなぁ。
このコチャバンバには、ひとつ名物があります。
9月14日広場から、遠くに見えるあの丘を目指しましょう。
少し遠いけど、歩けない距離ではありません。
高地から下りてきたので、息切れもしないしね!
だんだん近づいてきました。
丘の上に何があるか、わかるかな?
丘のふもとからは、ロープウェイに乗りました。
相席になった家族、この右側に写ってる少年が、「高いよ! 落ちないの!? 落ちたら死ぬんじゃないの!?」と大騒ぎしてて、お母さんが苦笑まじりに「だいじょうぶよ」となだめてて、微笑ましかった。笑
うしろを振り向くと、こんな感じ。
このロープウェイを降りれば、目的地はもうすぐそこ!
そう、ここにあるのは
大きなキリスト像。
丘の上に立つキリスト像というと、ブラジル・リオデジャネイロのものが世界的に有名ですが、このコチャバンバのキリスト像は、リオのものより大きいんだとか。
こちらが、リオのキリスト像。
2003年に行ったときの写真なんですが……12年も経ったのに、無意識に同じポーズをとってる……笑。
うしろにまわると、ちょっと猫背ぎみ。
これもリオと同じです。
なんで猫背ぎみなのかというと、街を見下ろしているから。
見下ろしている、というよりは、見守っている、と言うべきかな。
ちょっと左のほうを見てみると、湖がありました。
なかなか良い眺めですね。
リオより大きなキリスト像、でもやっぱり、リオよりもだいぶ観光客はまばらで、閑散としていました。笑
まぁ、のんびりできて、よかったけどね。
ここからまたテクテクと歩いて、ターミナルに帰るころには、ちょうどいい時間になっていました。
預けていた荷物を受け取り、夜行バスに乗り込みます。
次の目的地は、ボリビア東部の都市、サンタクルスです。