こんにちは、ひでです。

8月19日、ウルグアイから南米3カ国目のアルゼンチンに入りました。

国境を越えたのは、深夜でした。
特に問題も無く、アルゼンチンに入国。

翌朝、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに着きました。

しかしこの長距離バスターミナル、両替所もなければ観光案内所もない……大国アルゼンチン、その首都の国際バスターミナルなのに……。
事前に何も用意していなかった私にも落ち度はあるのですが、まさか地図すら手に入らないとは思わなかった。

なお前回の記事で「アルゼンチンでは米ドルが大きな意味を持つ」と書きましたが、ここアルゼンチンではヤミ両替が頻繁に行われており、正規ルートよりもかなり高いレートで米ドルを買い取ってくれるとのこと。
ただし当然ながら、アルゼンチンの銀行やATMでは、米ドルは引き出せません。
そこで、隣国ウルグアイなどで米ドルをおろして持ってくるのが、旅行者の鉄則となっています。

私も米ドルは持っているのですが、いかんせん両替所がない……バスターミナルであちこち聞いて歩くと、「○番の窓口のやつが両替してくれるよ」と教えてもらったので、行ってみました。
レートは公定レートで、ヤミ両替に比べるとかなり損する状況でしたが、無一文では地下鉄やローカルバスに乗ることもできない。
うーむ、どうしよう。

少し考えた末に、ひとまず余っていたウルグアイペソを両替してもらいました。
小銭にしかならなかったけど、とりあえず宿に向かうための公共交通機関くらいには乗れるだろう。

不安な状態のまま、重い荷物を持って、ひとまず街に出てみます。
街並みはなかなかの都会っぷり。

しかしここが街のどのへんにあたるのか、サッパリわからない。
とりあえず、地図をもらえそうな観光案内所を探して歩き回ります。

ようやく見つけた案内所で、とても親切にしてくれた女性がこちら。
こころよく地図をくれただけでなく、日本語を勉強中だそうで、そのノートも見せてくれました。
助かったー、グラシアス！

両替した小銭を握りしめて、地下鉄に乗車。
コギレイなスーツを着た乗客と、ガッツリ落書きされた車両が対照的ですね。

ブエノスの地下鉄は、あまり治安が良くないそうです。
私はブラジルの地下鉄で2回も痛い目に遭ってるため（サンパウロでスマホ、リオではタブレットをスラれた）、警戒心マックスで移動しました。

地下鉄で移動し、着いたのはこの宿。
インターネットで目星を付けておいた「Hostel Fiesta」です。

ブエノスには有名な日本人宿もありますが、今回は時間が無いため、モンテビデオと同様に一泊だけで移動する予定。
そこで、安さ最優先で選びました。
この宿については、また次回の記事で紹介します。

重い荷物を置いて身軽になったところで、とにかく当座のアルゼンチンペソを手に入れるために外に出ました。
このままじゃ、宿代も払えない。

大きめの通りは、こんな感じ。
大都会でありながら、殺風景な四角いビルとかではなく、綺麗な建物が並んでいます。

当初は米ドルをヤミ両替に持っていこうと思っていたのですが、今回は一泊だけでアルゼンチンを抜けてチリに入ることにしたので、レートは悪いけど銀行でアルゼンチンペソをおろすことにしました。
米ドルはいつでも使えるし、ね。
日本円にして3,000円分くらいのアルゼンチンペソをおろして、ほっと一息。
とりあえずこれで宿代が払える。

せっかく街に出たので、そのままぶらぶら歩いていると、広場に出ました。

中央の像にも彫ってあるように、ここは「5月25日広場」といいます。
いま少し調べたら、革命が起きた日のようです。

広場に面しているこの建物は、カテドラル（大聖堂）。
教会はブラジルでもたくさん見てきたけど、ブエノスのカテドラルはどんな感じなのかな。

美しい。

ブラジルで私が見てきた教会は、だいたい黄金できらびやかに飾り立てたものが大半でした（リオやブラジリアのカテドラルなど先鋭的なデザインのものを除く）。
特にこまごまとした細工物が多くて、近くで見るとその豪華さに圧倒されるけど、少しごちゃごちゃとした印象を受けることもありました。

しかしこのブエノスのカテドラルは、そうした細工はそれほど多くなくシンプルでありながら、全体としての調和を第一に考えられているように感じられます。
私はかなり好きな教会でした。

こことかも綺麗だったなぁ。
天井の青も美しい。

黒人の聖人（？）の像も。
サルバドールで見た教会を思い出しました。

カテドラルを見た後も、引き続き街を散歩していると、こんな広告が。

HITACHIのSmart TV！
日立は、前職でとてもお世話になったメーカーの一つです。
それに私は、日本では日立のテレビ「Wooo」を愛用していました。
地球の裏側で、その日立のテレビの広告を見ることになるとは……競合他社も強いけど、日立のテレビ、応援してます。

さて、そろそろお腹が減ってきました。
せっかくアルゼンチンに来たんだし、ウルグアイと連チャンにはなっちゃうけど、牛肉を食べたいなぁと思ってレストランを探しました。

この客引きの少年がフレンドリーで何かいい感じだったので、この店に決定。

なかなかこじゃれた店でした。
普段は入らないような店ですが、まぁ今回は一泊しかしないし、少しだけ贅沢を。
とはいっても、そんなに高くはなかったけどね。

赤のグラスワインと

牛ステーキ。
モンテビデオで食べたステーキよりも美味しかったです。

店を出ると、少し薄暗くなってきていました。
宿に戻り、おとなしく就寝。

一泊だけして明日、チリのサンティアゴへ向けて出発します。