こんにちは、ひでです。
コチャバンバを出た夜行バスは、翌日サンタクルスに到着しました。
ここまで来ると、もはや完全に南国の陽気で、とにかく暑い!
寒かったアンデスの高地とは、同じ季節の同じ国とは思えないほどです。
ウユニから続けて移動してきたので、このサンタクルスでは少しゆっくりしようかと、インターネットの予約サイトで事前に宿を調べておきました。
ただしそれは、一泊当たりの価格や住所などをメモしておいただけで、予約をしていたわけではありません。
そもそもインターネット環境があったのはウユニまでで、それからはずっと移動続きだったため、いつサンタクルスに着けるのか分からなかった、というのも理由の一つです。
ところが……これまでの宿では、予約なしでも部屋が空いてさえいれば、予約サイトの表示価格と同じ値段で泊まれたのですが、ここではダメでした。
「サイトの値段は予約客だけ、予約してないひとはこっちの値段」と倍額を要求され、すごすごと退散。
ネット上での評判は良かっただけに、残念でした。
うーむ、次からはなるべく予約するようにしよう。
しかしそうなると悔しいので、意地でもその宿のネット価格と同じ値段以上は出したくない……と、周辺の宿の値段を片っ端から聞いて回り、辿り着いたのがココ。
たしか、一泊40ボリビアーノ(≒800円)だったと思います。
最初に行った宿の、ネット価格と同じ値段でした。
部屋はこんな感じ。
備え付けの扇風機で、洗濯物を乾かし中です。
いちおう個室ですが、暑さ対策からか窓がかなり大きくて、鍵もまともに掛からないため、セキュリティーはほぼ無し。
当然エアコンなどもなく、Wi-Fiもなし、さらにシャワーは冷水のみ……いくら暑いとはいえ、これはちょっとキツかった。
周辺で一番安いのはよかったけど、とても快適とは言いがたい環境でした。
宿の兄ちゃんは、メルカドまで案内してくれたりして、いいやつだったんだけどね。
日が暮れてから、すこし街を散歩してみました。
広場からさらに数ブロック歩いたところに、カテドラル(大聖堂)がありました。
サンタクルスは、ラパスに続く「ボリビア第二の都市」です。
たしかに、このあたりの街並みはキレイで、治安もよさそうでした。
ちょっとゆっくりしようかと思っていたサンタクルスでしたが、宿の環境がイマイチだったり、ごはんもおいしくなかったりとテンションが下がったので、翌日すぐに出ることにしました。
次の目的地は、パラグアイの首都アスンシオン。
このサンタクルス-アスンシオン間の道は悪路で有名で、長距離バスが走っている区間としては「南米最悪」と言われたりしています。
南米最悪の長距離バス……悪路はイヤだけど、そこまで言われると逆に興味がわいてくる。笑
というわけで、そのバスに乗ってみることにしました。
そもそもこのサンタクルスに来たのは、そのルートを通ってアスンシオンに行くのが目的なのです。
お昼くらいにバスターミナルに行って、アスンシオン行きのバス会社を探し、けっこうがんばって値切ってみました。
すると「これからすぐに出るバスがある」とのこと。
しかし、なぜかバスはターミナル発ではなく、タクシーに乗せられて別のところへ向かうことになりました。
なんかおかしな場所に連れていかれそうな気がしたので、ちょっと怖くなって写真を一枚。
結果として何の問題もなかったので、このときは良かったのですが……こういう少し怪しげな雰囲気を感じたときには、相手の写真を撮っておくと少し自衛の手段になる気がします。
なにか起きたら、この写真を警察に見せれば、何とかなる……かも??
まぁ何ともならないかもしれないけど。
繰り返しますが、このときは大丈夫だったので、このひとはいい人です。
タクシーに乗せられて行った先には、ちゃんとバスがありました。
なかなか年季の入ったバスですね。
こいつで、南米最悪と呼ばれるバス区間に向かいます。
さーて、いったいどんな悪路が待っているのか……ドキドキしながら、バスに乗り込みました。