こんにちは、ひでです。

プーノに着いた翌朝。
早起きして、まずは宿の朝食をいただきました。

なかなかキレイな食堂で、なかなかおいしい朝食。
これは嬉しいなー、と思っていたら

実は有料で、6ソル（≒240円）取られました。
「DESAYUNO」が、スペイン語で「朝食」です。
……くそー、てっきり宿泊費に含まれてるものだと思ってたのに……まぁ、おいしかったから良しとしようか。

さて、この日はティティカカ湖にある「ウロス島」の日帰りツアーに参加しました。
朝食のあと、バスが宿まで迎えに来てくれて、船着き場へ。

ボートに乗り込んだところ。
ボートは小さめで、船室の上に登ることもできます。

私の背後、湖の水面に草が飛び出るようにして生えているのが分かると思います。
これは「トトラ」と呼ばれる葦。
この日、ツアーで訪れる「ウロス島」は、このトトラで作られた人工の浮き島です。
浮き島は一つだけではなく、いくつも点在しています。
だから単純に「ウロス島」と呼ぶよりは、「ウロス島エリア」と呼んだほうがシックリくるような気がします。

のんびりと進んでいくボートに揺られていると、島に着きました。

おばちゃんが手招きしていますね。
観光客用の島だけでも複数あって、私たちのボートはこの島に接舷。
ツアーガイドが、島の構造などを説明してくれました。

この浮き島、私は「単純にトトラをたくさん束にして浮かせている」のだと思っていたのですが、実は「土台となる土の塊のようなものの上にトトラを載せている」んだそうです。
なるほど。

この葦の下に、土くれがあるわけですね。
知らなかったな。

ガイドの説明のときに活躍した人形たちと、記念撮影。

この浮き島の材料となっているトトラ、食べることもできます。

味の無いセロリみたいな食感。

私は、2003年にもウロス島に来たことがあります。
そのときにも、トトラを食べました。

12年経っても変わらない間抜け面……笑。
このときは、ウロス島のあとにタキーレ島という島（こちらは浮き島ではなく普通の島）の民家に泊まる、一泊二日のツアーに参加しました。
面白かったなぁ。

前回の記憶や写真が残っていることもあり、今回はウロス島の日帰りツアーのみです。

島にある小屋なども、すべてトトラでできています。

トトラ製の船も。

トトラ……なんて有用な植物なんだ……スゴイね。

ツアーではこの後、地元のオバチャンと話したり

トトラ製の二階建ての船に乗ったり

さらに別の島に渡ったりしました。

ちなみにこの俯瞰の写真、どうやって撮ったのかというと

こんな展望台に上がって撮りました。

この島には食事処があったので、ランチタイム。

メニュー表。
おや、何やら見たことのないメニューがあるぞ。

THIMPO……だと……。
前回書いた宿の名前に引き続き、またしても日本人的にはカタカナ表記しづらい名前だな……笑。
ちなみにTRUCHAとは、ティティカカ湖で獲れるマスのこと。
せっかくなので、私はこれを頼んでみました。

マスをまるまる一尾、塩茹でにしたみたいな料理でした。
美味しかったよ、THIMPO。笑

ウロス島の日帰りツアーは、これにて終了。
昼過ぎにはプーノに着くくらいのタイミングで戻ります。

トトラの間を縫うようにして、ボートは帰ります。
船のあとにできる航跡、好き。

ぺんくん、面白かったね。

ウロス島、12年ぶりに行ったけど、やっぱりココにしかない風景だと思います。
富士山よりも高いところにある広大な淡水湖に、葦で作った人工の浮き島がたくさん浮いている。
こんな場所、私の想像力だけでは作り出せないと思う。
2003年はただの観光旅行だったけど、今回はファンタジー小説の取材旅行ということで、また少し違った視点で見えるものもありました。

ツアー後、プーノ側の桟橋で撮った一枚。
読者の皆さんにはなんてことのない風景かもしれませんが、私にとっては思い入れの深い絵面です。
なぜなら、この写真とまったく同じ角度だから。

こちらは、12年前に撮ったもの。
2003年の南米旅行のときに撮った写真の中で、私にとって特にお気に入りの写真が10枚ちょっとあって、その中の一枚です。
またこの角度で、綺麗な青い空を見ることができて、よかった。

なおこの日、一緒にツアーに参加したゆりちゃん＆まいこちゃんの写真が、私のカメラには一枚も残っていませんでした……。
けっこうカメラを取り替えながら、お互いの写真を撮りあってたからなー。
二人とも、このブログ見たら写真おくってくれー！
待ってます！！