こんにちは、ひでです。
8月29日は、SHUNさん&MINAさん夫妻と、また別の洞窟に行こうと話していました。
そこは「食人」が行われていたという場所です。
村から徒歩30分くらいと、比較的近いところにあります。
しかし2人と合流する前に、村で挨拶だけ交わしていた日本人のMISAさんが遊びに来てくれて、彼女の滞在先へ行くことになりました。
SHUNさん&MINAさん夫妻と合流して、4人で向かうと
ヨット!
MISAさんは、旦那さんのTAKIさんと一緒に、ヨットで旅をしているのです。
2人は少し事情があって、しばらく現地の方の家に滞在していました。
その滞在先がこちら。
家の中は、こんな感じでした。
現地の方の家に入る機会ってなかなか無いから、とても楽しかった。
さらに家の隣にはこんな建物があります。
ここは何かというと
太陽光発電の会社!!
私は、日本で記者をやっていたとき、太陽光発電が専門分野の一つで、こんな専門的な教科書を編集したりもしていました。
興味津々で、いろいろな話を聞きましたよ。
ヨットで旅するTAKIさん&MISAさん夫妻と、「イースター島の太陽光発電事情」については、また別の日のブログで詳しく取り上げます。
乞うご期待!
昼過ぎ、あたたかくもてなしていただいた現地の方の家を後にして、SHUNさん&MINAさん夫妻と3人で「食人洞窟」へ向かいました。
道は分かりやすく、スムーズに到着。
「アナ・カイ・タンガタ」という場所です。
荒々しい波が、断崖を削り取って作られた洞窟。
自然の凄まじいチカラを、改めて思い知らされます。
降りていくと、こんな感じです。
ここで「食人」が行われていたのか……。
部族間の争いの後、勝者が敗者の部族の者を食べていたんだそうです。
奥までは入れないようになっていますが、目を凝らしてみると、そこかしこに人骨の破片が落ちているような気がしてきます……。
いや、さすがにただの白い石だろう。
きっとそうだ、石ころだ、ハハハ……。
洞窟の壁をよく見ると、壁画が残っています。
これは「鳥人」の壁画。
昔のイースター島では、もっとも支配力が強い人を「鳥人」として崇めていたんだそうです。
すぐ近くの離れ小島(というか小さな岩山)に海鳥が卵を産む時期になると、各部族の代表者が選出されて「誰が一番先に卵を持って帰ってこられるか」を競うレースが行われました。
そして、レースに勝った部族の長が、鳥人となって大きな支配力を持ったんだとか。
一方、レースに負けた部族の代表者は、敗れたことを恥じて離れ小島にとどまり、そのまま餓死したという説があります。
つまりこの洞窟は、「食人」と「鳥人」という血なまぐさい2つの伝説を現在に伝える場所なのです。
スゴイな……。
この日の夜、SHUNさん&MINAさん夫妻は、チリ本土へと戻っていきました。
一緒に色々な場所に行けて、とても楽しかった。
2人とも、どうもありがとう!!
(写真は「アボカドとったどー!!」のポーズ。笑)