こんにちは、ひでです。

5月31日、いよいよ旅立ちの朝が来ました！
前日まで手続きなどに追われていたので、一睡もせず必死にパッキング。
飛行機が10時台に出発なので、羽田空港には8時くらいに着いておきたい……となると、家を出るのは6時前。
私は荷物が多くて、何を持っていくかの取捨選択もアタマの中でしか出来ていなかったので、本当に焦りながらのパッキングでした。
「あー、やっぱりアレ持ってくるんだった……」ってなるのがイヤだったので、ちょっと迷ったら持っていく！
という、普通のバックパッカーとは逆の思考回路で（？）荷造りしたので、ただでさえ革鞄が重いのに、めちゃくちゃ大荷物になってしまいました。
どうにかこうにか詰め終わったのが、朝4時半すぎ。
なんとか間に合った！

出発前の1枚。
髪を切ったうえに普段はかぶらないキャップをかぶってるので、なんか自分で見ても違和感がある……。笑
HERZの革鞄シリーズ、メインの特大リュックはカバーをかけてキャリーカートに載せてあります。
ただよう台無し感……カバー外して撮ればよかったなー。
時間に余裕が無くて、慌ててました。

父・英治の運転する車で最寄り駅まで送ってもらったところ、川角家が一家総出で来てくれました。
朝早かったのに、ありがとう。
一緒に写真撮ればよかったなー。
時間に余裕が無くて、慌ててました。

母・綠は空港まで一緒についてきてくれて、私の大荷物の運搬を手伝ってくれました。
まじでかなりの重さで、キャリーカートが小さく力不足だったこともあり、一人だったらかなり苦しんでいたと思います……ありがとう。

さらに羽田空港には、のり・雄太郎・Jの3人が見送りに来てくれました。
空港では、キャセイパシフィックのチェックインに手間取ったり、うっかりライターを入れてしまったので荷物をほどいて取り出したり、ミニボールの空気を抜くために（空気を抜いておかないと気圧の関係で破裂してしまうらしい）もう一回荷物をほどいて空気入れを取り出したり、ここでもバタバタしました。
3人が来てくれなかったら、かなり苦しんでいたと思います……ありがとう。

そんなこんなで、どうにかこうにか体勢を整えて、出発ゲートへ。

出発ゲートからの1枚。
ずっとバタバタしっぱなしで、別れを惜しむような心境でもなかった。
改めて、しばらく会えないと思うと淋しいけど……次に会うときは、みんな変わってるのかな？
そう思うと、楽しみでもある。笑
まぁ、のりにはまたすぐに会えるけどね。

みんな、本当にありがとう。
いってきまーす！！！

さて、飛行機に乗って驚いたのが、これ。

11年ぶりに国際線に乗ったんだけど、最近の飛行機はスゴイね！
音楽聴いたり映画観たりするだけじゃなくて、ゲームとかできるんだね！！
しかもキャセイパシフィックって香港の航空会社なのに、将棋が強いんだね……完全にナメてたよ……コンピューターにボロ負けしました。笑

あとは、機内食をいただいたり

将棋でもう1回負けたりしている間に、最初の乗り換え地・香港に到着！

日本からブラジル・サンパウロへと飛ぶルートは、大きく分けて2つあります。
1つが、中東を経由する西回りのルート。
こちらは乗り換えが1回で済み、価格も安い。
今回、ワールドカップ観戦のためにブラジル入りする人は、この西回りルートで来る人も多いと思います。

もう1つが、アメリカを経由する東回りのルート。
こちらは乗り換えを1回で済まそうとすると、価格がけっこう高くつきます。
香港を経由すると（なぜか）安くなりますが、乗り換えが香港とアメリカの2回に増えてしまいます。

それでも私は、東回りの2回乗り換えルートを選択しました。
なぜ西回りルートを選ばなかったのか。
私の南北アメリカ縦断→ユーラシア大陸という旅程の場合、西回りルートを選ぶと、太平洋を渡らない＝「世界一周にならない」のです。
厳密な意味での「世界一周」とは、太平洋と大西洋を一回ずつ渡って、元の国に戻ること（世界一周堂の「世界一周とは」より）。
これはもう気分の問題なのかもしれませんが、せっかくならしっかり世界一周したい……ということで、乗り換え回数は増えるけど、日本→香港→アメリカ→ブラジルという東回りルートを選びました。

香港では空港から出ずに、こんな風景をガラス越しに眺めただけでした。

遠くに見えるビル群が香港っぽいような気もするけど……どうなんだろう。
まぁ、今回はこんなもんでいいっしょ。
また来るよ、香港。

香港からアメリカ（ニューヨーク・ジョンFケネディ空港）までのフライトは、約16時間の長旅です。
窓側の席で「隣にフクヨカなアメリカンとか来て肘掛け超えて押し込まれたりしたらイヤだなぁ」と思ってたら、爽やかな「Hello.」の声が！

よかったー、細身のアジアンビューティーさんだ！
と一息ついて、飛行機内の寒さに備えるべく日本代表マフラー（ノンオフィシャルのKING KAZUモデル。笑）を巻いていると、隣から「日本人の方ですか？」と流ちょうな日本語。
アジアンビューティーではなく、日本のなでしこ美人でした。笑

彼女は話し好きとのことで、けっこう色々な話をしました。
岡田さんというお名前で、なんと東大卒→官公庁勤務の、いわゆる「キャリア官僚」！
公務員の制度（？）を利用して、ニューヨークに2年間留学中とのこと。
まさに才女ですよ、才女。
といってもそれを鼻にかけるような雰囲気はなく、とても親しみやすい人でした。

もちろん16時間も話しっぱなしなわけではなく、機内食をいただいたり

将棋ゲームで「待った」を使いまくって辛勝したり、寝たりしている間に、第2の乗り換え地・アメリカへ！

ニューヨーク・JFK空港での乗り換え時間は、2時間。
ところがこれがけっこう苦戦するらしく、先に南米入りしてるたむは空港こそ違えど、2時間半でギリギリだったとのこと。
才女の岡田さんによると、彼女のご両親は入国審査だけで2時間かかったことがあるらしい。
どうやら9.11のテロ以降、いろいろと厳しくなってるみたい……とか話しながらビビっていると、飛行機は約20分遅れでアメリカ到着。
えらいこっちゃ、急げ－！

……とテンション上げて走ったものの、恐れていた入国審査は意外なほどスンナリと通過。
ターミナル間を結ぶ専用電車も、7→8の一駅だけでタイムロスはあんまり無し。

焦ってバタバタ走ったけど、搭乗ゲートで30分くらい待つほどの余裕っぷりでした。
ふー、よかったよかった。

JFK空港を出発したら、次はいよいよブラジル・サンパウロ。
だいぶ長くなってしまったので、今回はこのへんで。
次回、いよいよブラジル到着だ！