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山を越えて、誰もいない海へ

こんにちは、ひでです。

8月13日は、サンタ・カタリーナ島の南東にある「Lagoinha」というビーチへ行ってきました。
周囲を山に囲まれている小さな入り江で、山を登っていかなければなりません。
ちょっと大変そうだけど、かなり綺麗な風景を見られるとのことなので、登山靴を履いて行ってきました。
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ローカルバスで移動して、出発地点はこの小さなかわいい教会。
なお、このあたりは民家もまばらなので、大きめのバスターミナルはありません。
よくある小さな停留所で降りることになります。
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教会の目の前は、もう海です。
木のテラス(?)や、沖に浮かぶ船も何だかかわいい。

ここから、山へ向かって歩きます。
近場の売店で昼食用のパンを購入して、さあ行こう!

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少し歩くと、こんな海岸に出ます。
ここはまだ、今日の目的地である「Lagoinha」ではありません。
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でも、ここの海も綺麗。
天気もよくて、絶好のハイキング日和です。

ビーチを抜けると、だんだん山越えっぽくなってきます。
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こんな細い道を歩いていきます。
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目的地までは、およそ「2HS(2時間)」の山越え。
がんばるぞー。

実はこの日、私とぺんすけには同行者がいました。
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サンパウロ出身のエルナーニ。
彼は、同じSagui Hostelの屋根裏部屋に泊まっていて、一緒に山を登ることにしたのです。

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エルナーニが撮影した写真。
彼はなかなか良いカメラを持っていて、色味をやわらかく(少し赤みをかけて?)調整するのが好みのようです。

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写真を撮りあう私たち。笑
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このときエルナーニが撮った写真はこちら。
なかなかイイ感じです。

よーし、それじゃいざ山道へ!
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なかなか険しい勾配を、えっちらおっちら登っていきます。
運動不足の身体には、けっこうハード。

しばらく登っていくと
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木々が途絶えて、海沿いの道に出ました。
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眼下では、波が崖に打ち寄せて白く泡立っています。
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空は快晴、風が気持ちいい!
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ここの風景が気に入ったので、少し休憩&写真撮影。
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私のカメラで、エルナーニをぱしゃり。
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今度はエルナーニのカメラで私とぺんすけを。
2枚の写真を比べてみると、色味の違いがよく分かると思います。
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ねぇぺんくん、綺麗だね。

休憩を終えたら、引き続き海沿いの崖にへばりついたような道を、えっちらおっちらと登っていきます。

小高い山を越えたときに見えた風景が、こちら。
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これが今日の目的地「Lagoinha」だ!

いやー、登るのは疲れたけど綺麗だなー。

と思って眺めていると、エルナーニは何だか感慨深そう。
どうやらここからの風景を見ることが、彼がフロリッパに来た目的だったんだそうです。
スマホの待ち受け画面を見せてもらったら、なんとまさにこの風景そのものでした。
この日は私たちのほかには誰もいなかったけど、どうやらフロリッパでも有数の絶景ポイントらしい。
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岩に座って、写真撮影モードに入ったエルナーニ。
私も何枚か、パシャパシャと。

それにしても、ココは海風がめちゃくちゃ強かった!
ひとしきり写真を撮ったあと、ぺんすけが飛ばされるんじゃないかとヒヤヒヤしながら急勾配の岩場を下りました。
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下っていくところを、エルナーニが撮っていました。
海風が冷たくて寒かったため、私は持参したジャージを着ています。
ジャージを着てても寒かったよ。

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とにもかくにも、ぺんすけも飛ばされることなく、無事に到着!
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誰もいなくて広い!
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空も綺麗に晴れわたる!

本記事の冒頭にも書いた通り、ここはサンタ・カタリーナ島の南東で、大西洋に面しています。
大海原から吹き付ける強い海風に煽られ、ビーチの細かな砂粒が身体中に突き刺さって、痛かった……これから行かれる方には、肌を露出しない服装の用意をオススメします。苦笑

さて、せっかくココまで来ておいて、写真を撮ってハイ終わり、というのではつまらない。
しかし水着も持ってきてないし、何より風が強くて寒い&砂粒が痛いので、泳ぐのは厳しい。

そこで私たちは、川を遡上することにしました。
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これは山の上から、別角度で撮った写真。
ビーチに小川が流れ込んでいるのが分かると思います。
この小川を遡っていくと、小さな湖があるらしい。

誰もいない海、そこに流れ込む小川を遡ると、ひっそりと静かな湖が……こいつはファンタジーだぜ!
きっと美人の妖精が水浴びとかしてるに違いない!(妄想中)

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さっそく川沿いに歩いてゆきます。
この川もまた、なかなかの景観を見せてくれました。
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風景は良いんだけど、このように枝が張りだしていたり、下がぬかるんでいたりと、かなりの悪路です。
えらいこっちゃ。
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……という写真を撮ってた私を、撮ってたエルナーニ。笑

しばらく進んでいったものの、いよいよ川沿いには進めなくなってしまいました。
少し内陸側に入ったりして進めそうな場所を探したけど、無念のリタイア。
ファンタジーな湖への道は険しかった……さらば美人の妖精……。

来た道を戻り、ふたたび海岸へ。
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それにしても綺麗だなー。
相変わらず砂粒は痛いけど。
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海岸から内陸側を見ると、こんな感じ。
だいぶ太陽も傾いてきました。

暗くなる前に戻らないと、山道を歩くのが大変になってしまう。
帰りは、行きに通ったのとは逆側の山を越えました。
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帰り道、山の上あたりから撮った一枚。

こっちの山は、行きに通った山よりもさらに木々が深く生い茂って、勾配も厳しく……私もエルナーニも、疲れていたこともあり、途中で何度か休憩を入れながら必死になって登りました。
まじでキツかったー。
けど、何とか無事に下山。
エルナーニ、おつかれー!

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ゴローの革の登山靴も、Tackのみんなにもらったジーンズも、泥まみれ。
特にファンタジーな湖を目指したときに、川沿いの泥でグチャグチャになってしまった。
ジーンズはまぁ洗えばいいけど、登山靴の手入れは少し厄介。
リオで日本に荷物を送り返したとき、革のお手入れグッズは手元に残しておいてよかった。

この日はすごく綺麗な風景を見られたし、ひさしぶりに身体を動かせて、楽しかったなー。
次の日は筋肉痛で動けなかったけど、ね。笑